遺族や家主、不動産会社など、特殊清掃が必要になった方は、費用がどれくらいかかるのか気になりますよね。
この記事では、特殊清掃の費用相場を7つの項目に分けて解説し、早く対応する必要性についてご紹介します。
□特殊清掃の費用相場
特殊清掃の費用は、以下の7つの項目によって決まります。
1: 作業内容
特殊清掃では、遺体の状況や部屋の状態によって必要な作業内容が変わります。
例えば、遺体が発見された場所が浴室であれば、浴槽の清掃や床の消毒が必要になります。
遺体の腐敗が進んでいれば、壁や床の特殊な洗浄や消臭、さらには畳やフローリングの交換が必要になる場合もあります。
2: 部屋の広さ
部屋の広さによっても費用は変わります。
広ければ広いほど、清掃に時間がかかり、使用する薬剤や資材も増えるため、費用が高くなる傾向があります。
3: 遺体の状況
遺体の状況は、特殊清掃の費用に大きく影響します。
遺体の発見から時間が経過しているほど、腐敗が進んでおり、特殊清掃の作業も複雑になります。
4: 遺品整理
遺品整理も特殊清掃の費用に含まれることがあります。
遺品整理の内容は、遺族の意向によって異なります。
遺品をすべて処分する場合、遺品整理の費用は高くなります。
5: オゾン脱臭
オゾン脱臭は、部屋に染み付いた死臭を消すための作業です。
オゾンは強力な酸化力を持つため、死臭の原因となる物質を分解できます。
オゾン脱臭の費用は、部屋の広さや臭いの程度によって異なります。
6: 除菌剤・消臭剤の散布
除菌剤・消臭剤の散布は、部屋の除菌と消臭を行う作業です。
除菌剤は、細菌やウイルスを殺菌し、消臭剤は、悪臭を消す効果があります。
除菌剤・消臭剤の費用は、使用する薬剤の種類や量によって異なります。
7: リフォーム工事
特殊清掃後、部屋の状態によってはリフォームが必要になる場合があります。
例えば、床や壁が腐敗によって損傷している場合、リフォームによって補修する必要があります。
リフォームの費用は、リフォームの規模によって異なります。
□特殊清掃で行う内容
1: 消毒作業
感染症などの予防のために、清掃前に部屋の消毒を行います。
2: 不用品処分(遺品整理)
家電や家具などの不用品を運び出します。残しておきたいものがある場合は、マスキングテープなどで保護して作業を進めます。
3: 特殊清掃
壁や床に染み付いた血液や体液を特殊な洗剤で取り除きます。床下まで染み込んでいる場合は、フローリングや畳を剥がすこともあります。
4: 害虫駆除
死後時間が経過すると死臭が広がり、ハエやウジ、ゴキブリが大量発生します。卵が繁殖する前に、しっかりと元から駆除します。
5: 消臭
死臭は消臭剤だけでは完全に除去できません。臭いの元となる成分を薬剤や機材を使用して分解します。
6: オゾン消臭・脱臭・除菌
オゾンを使用して臭いを脱臭し、細菌を除去します。
□まとめ
特殊清掃の費用は、作業内容、部屋の広さ、遺体の状況、遺品整理、オゾン脱臭、除菌剤・消臭剤の散布、リフォーム工事など、さまざまな要素によって決まります。
特殊清掃が必要な場合は、できるだけ早めに対応することが重要です。
人が亡くなった部屋や、生ゴミが放置されている場所は、時間が経つほど腐敗が進み、清掃作業が困難になります。
その結果現場を放置すると腐敗臭が充満し、近隣トラブルにつながる恐れもあります。
そのため、特殊清掃が必要だと感じたら、できるだけ早めに業者に依頼するようにしましょう。
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